仙人谷偵察に小野さんと行ってきました。 (2012年6月4日掲載)

仙人谷の偵察その1、「行ってきました」 
(高橋仙人撮影、2012年6月4日掲載)

一枚目は仙人峠から仙人池ヒュッテを望む。もう玄関まで露出している。営業ができそです
二枚目はがんどう尾根の稜線。針葉樹の頭だけが見える。
三枚目は仙人谷に咲く峰桜。仙人谷には無いと思っていたが、種類は問わない。桜があってとても仙人はうれしい。

六月になると山小屋のことが気になって心が落ち着かない。
雪に埋もれている小屋を心配しても仕方がないのだが、夜に寝ていてもあれやこれやと考え事をしてしまう。
雪崩で小屋が大破していないか、熊の太郎が食料を漁ってはいないか、テンが寝具を食い散らかしてはいないか、と考えだせば限がない。
十一月中旬から六月中旬まで雪に鎖される仙人谷なので、営業小屋として維持していくのは容易ではない。家族の理解をえるのは、これまた大変。
だけど、だけれども十年耐えた。六十を過ぎた仙人だ。後悔などしている暇は残されていない。山小屋とともに生きて、山小屋とともに朽ちるなら本望だぜよ。
そんなかんやで、六月二日、三日で仙人谷の残雪の状況を見てきた。
二日の昼に仙人谷の旧道を歩きだした。通いなれた道なので懐かしさはあっても不安はない。今年は誰も歩いてないので道の真ん中に熊の糞がある。仙人温泉小屋は熊が冬眠をする小屋なので糞ぐらいではふうーんで済ましてしまう。
仙人谷の雪渓は去年よりは少ない。トイレと食堂の屋根が少し見える。女湯と露天風呂も露出している。この分なら大過なく小屋明けができそうだ。仙人はほっとして、胸をなでおろしたのだった。
残雪の比較的平らな所にテントを張った。小屋の間近にテン張るのはおかしい気分だが、用意はしていたので万全の態勢である。と言っても小屋のスタッフの小野さんがすべてを仕切ってくれた。仙人は缶ビールを飲んで悦に入っているだけだった。
十七時を過ぎると,雪原を渡る風が冷たくなった。テントにもぐりこんで寝るしたくをしているときに、対岸のガンドウ尾根に三頭の熊を見た。
翌日も天気は悪くない。夏道が雪に埋もれたコースを仙人峠まで歩いた。池の平山はまだ頂上まで雪がついている。が、池の平小屋は半分姿を現している。峠からガンドウ尾根を少し歩くと仙人池ヒュッテが見える。今年の雪解けは速そうである。
二日の夕方に見た熊のランデブーの丘に、三日の日は三頭の熊の姿はなかった。
  
6月22日、23日、24日の第一次小屋開け隊を募集します。
  


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