仙人の近況が届きました。

仙人の近況! (2013年5月7日掲載)

両神山のボッカ(4/1 7:10) 両神山のシャクナゲ(4/1 12:00)
うっすらと雪化粧した松本城(4/11 6:15) 兼六園の桜(4/12 10:02)
熊棚(4/20 13:11)

 今年は桜が咲き出してから肌寒い日が多い。街では五月の連休に半袖のシャツで過ごす日もある。
が、標高の高い山では吹雪になることも珍しくはない。連休中に登山の遭難事故が多発するのはそんな気象の違いにもよるのだろう。
山小屋に関わっているものとしては遭難者に対して、ただ冥福を祈るのみである。

4月1日、両神山で清瀧小屋の荷揚げをした。友人が清瀧小屋の工事を手掛けたので、その手伝いをすることになった。
登山道入り口の清瀧神社までは車道がある。山小屋はそこから二時間半程度の行程なのだが、若い社員はとても歩けない、と出張拒否をするのだと言う。
登山の趣味がない者にとっては、重い荷物や工具を背負って山道を登ることがひどい苦痛らしいのである。
そこで、長いこと一緒に山を歩いている腐れ縁の山仲間にお鉢が回ってきたのだ。
1日は暖かくて良い日和だった。朝三時に自宅を出発して登山道入り口に六時に着いた。朝飯を食って、二十キロの発電機を背負って歩き出す。
今年初めての山歩きだったので、最後の五百メートルはバテた。友人に「どうしたの、仙人?」と揶揄される始末だった。
作業は電気工事なので配管業が専門の仙人は、小屋で休憩をしているだけだった。
ただ、下界とは気温が大分違うので、寒くてどうしようもない。小屋の毛布を被って震えているだけだった。
4月11日は山小屋の講習会で富山市に行った。ブロパンガスの取り扱いについての、法律上の規制についての講習だった。
夜半に、雪のちらつく所沢を出発した。諏訪湖あたりでは咲き出した桜に雪が積もっていた。珍しい光景だったので、寄り道をして、松本城の桜も見た。
桜と淡雪に彩られた城。この風景が日本人の心の琴線に触れるのだろうと思った。
翌日も休日だったので、金沢の兼六園を見て、まだ残雪の五箇山を見て、仕上げに長野県、高遠の桜を見た。今年も桜を堪能したのだった。

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